いごこち
ホール24席、テラス10席、はらっぱ席14席、
それと、はたけの散歩みち。
ずっとずっとの、ひとさじ農場のまんまん中。
まいにち、すこしずつ。
丘に暮らすわたしたちが大好きな、
身の丈の居心地をめざしています。
ほら、小麦畑に風がみえる。
太陽と土が、むせるほどに匂ってる、
そんな日。
からだいっぱいに、
農場のおいしさを感じてほしいです。
※申し訳ありませんが、ペットのご同伴はおことわりしております。
また、お散歩やご見学のみの立ち入りもお控えください。
- キッチン建築記
石と木と鉄と土と、って感じで。なにかに駈られるように始めたのを想いだします。もともと建ってた古家や馬小屋からでた古木や基礎なんかの。生かせるものはいかして。
元図面は、鉛筆なめなめ、方眼紙1枚だけ。むずかしい設計ソフトなんか見せられるととっても無口になります。だってスマホもろくに使えないから。
カタチができてくると、ずっと佇んで何時間も妄想します。そのうち脳ミソでコトンと音がする。
・・・・・・
最初は、たしか2015の夏頃から2018の春までかかってこっそり建てました。
夏は畑しごとや宿の仕事の合いまをぬって。雪になると、まるまるふた冬、現場に籠りきりだったように思います。痛いほどに凍えました。そんな日の記憶は今でもまっさらです。
ヨーロッパ風だねとか言ってくれますが、行ったことないのですみません、話を合わせることすらできません。木や石や鉄や土が好きなだけです。モノをつくるのが楽しいだけ。
その後も、毎年、まいにち、今もみんなで手を入れています。建物だけで居心地はできません。直したりこわしたり、飾ったり整えたり、お料理したり、新しいモノや捨てゆくモノ、笑ったり泣いたり、暮らしや生き方が澱のように人の想い出となり、家のいのちとなっています。
いまあるスタッフみんな、ここまで一緒に来てくれた人々に感謝です。ここを訪れるお客さんが気に入ってくれたなら、それはみんな、あなたたちの栄光です。村長